R言語による画像処理 ライブラリのインストール


1. JPEG画像ライブラリのインストール

images/1_0-fs8.png 「R」を起動後、jpegパッケージをインストールするために以下のように入力します。

install.packages('jpeg')

ダウンロードサイトを選択するウィンドウが開くので、いずれかを指定します。

images/1_1-fs8.png ダウンロードが実行され、次にインストールが行われます。


images/1_2-fs8.png インストール完了のメッセージが表示されます。


試しにJPEGファイルを読み込んでみます。

>library('jpeg')
>testimg <- readJPEG('C:/proj/R/DSCF3082.JPG')
>dim( testimg )

[1] 3264 4896 3

>testimg[100,100,]

[1] 0.4274510 0.4666667 0.5647059

dim()を使うと3264x4896x3の配列に読み込まれたことが分かります。

testimg[100,100,]とすると、testimg[100,100,1]、testimg[100,100,2]、testimg[100,100,3]のそれぞれの値を表示します。

2. BMP画像ライブラリのインストール

BMPについても同様に行えます。

>install.packages('bmp')
>library('bmp')
>testimg <- read.bmp('C:/proj/R/DSCF3082.BMP')
>dim(testimg)

[1] 3264 4896 3

> testimg[100,100,]

[1] 109 119 144

BMPライブラリの場合、読み込みを行うのはread.BMPという形になります。 他のライブラリはread+JPEG/PNG/TIFFという形なので注意が必要です。 BMPの場合、配列の内容は整数です。

3. PNG画像ライブラリのインストール

PNGについても同様に行えます。

>install.packages('png')
>library('png')
>testimg <- readPNG('C:/proj/R/DSCF3082.PNG')
>dim(testimg)

[1] 3264 4896 4

>testimg[100,100,]

[1] 0.4274510 0.4666667 0.5647059 1.0000000

PNGファイルはRGBとαチャネルの計4つの要素を持ちます。

4. TIFF画像ライブラリのインストール

TIFFについても同様に行えます。

>install.packages('tiff')
>library('tiff')
>testimg <- readTIFF('C:/proj/R/DSCF3082.tif')

50 件以上の警告がありました (最初の 50 個の警告を見るには warnings$

>dim(testimg)

[1] 3264 4896 4

>testimg[100,100,]

[1] 0.4274510 0.4666667 0.5647059 1.0000000

なぜか警告がでてしまいました。 TIFFファイルも、RGBとαチャネルの計4つの要素を持ちます。

まとめ

分かったことをまとめてみました。

画像形式読み込み方法要素数 値の形式
JPEG readJPEG RGB 計3小数
BMP read.bmp RGB 計3整数
PNG readPNG RGB+α 小数
TIFF readTIFF RGB+α 小数

また、小数は単に1/256しているのかと思ったら、そうではないようです。